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ユニット式防音室のメリット・デメリット

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防音室の施工について

防音室には大きく分けて2種類あります。
1つ目が組み立てて作るユニット式防音室、2つ目がお部屋に合わせて作る造作防音室。弊社は後者の造作防音室専門の防音業者です。
ユニット式防音室、造作防音室のメリット・デメリットを比較し、自分が求めている防音室を作るための参考になれば幸いです。

造作防音室のメリット

◯性能保証
造作防音室は、性能が保証されている会社が多いです。
求めている遮音性能が間違いなく確保されるため、後から後悔することがなくなります。

◯デザイン性の自由さ
デザインを一から選ぶことができるので、防音室を自分好みの空間にできます。
音の響き方もユニット式防音室と比較すると調節しやすくなります。

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造作防音室のデメリット

◯施工日数が長い
防音室を作る部屋の解体から始まるので、施工日数が2週間〜1ヶ月程度と非常に長くなります。

◯移動できない
一度防音室を作ると他の場所に移動することが出来ません。

ユニット式防音室のメリット

◯施工日数が短い
工場で作られたパーツを組み立てて作るので、施工日数が非常に短くなります。
人件費が少なくなるので、造作防音室より安価で設置することが出来ます。

◯移動できる
解体して別の場所に移動することができるのは、ユニット式防音室で最大のメリットだと言えます。

ユニット式防音室のデメリット

◯性能保証がない
多くのユニット式防音室が性能保証されていないのが現状です。
遮音性能として謳われている数値より低い効果であることを理解して購入する必要があります。
同じ35dB減衰の効果が期待できるユニット式防音室が、造作防音室とほとんど金額が変わらない なんてこともあります。

◯自由度が低い
思っているよりも遮音性能が高くない、と気付いてから遮音性能を上げるために手を施すことが難しいです。
デザイン性においても、自由にカスタマイズすることができません。

◯空調設備が不十分
ユニット式防音室の場合、エアコンを設置することが困難な場合があります。
音を逃さないよう密閉された空間になっているため、夏場は特に暑さや湿気のコントロールが難しくなります。

まとめ

口コミや数値だけで判断すると、近隣に聞こえないと思い込んでいた音が聞こえるかもしれません。
実際にショールームで音を出して体験し、自分が音を出す環境と照らし合わせて考えてみてください。
必要な遮音性能を実現できる防音室を見つけるヒントとなれば幸いです。

 


 

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よりわかりやすく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

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並木 勇一 株式会社Budscene代表取締役
防音室・ホームシアターの専門家として、防音室の設計デザインから音響空間のデザインまで手掛けています。 音に関するお悩みを解決するきっかけになればと考え、正しい情報を元に防音に関するノウハウや情報を発信しています。
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