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DIYで作る防音室の注意点!せっかく作っても楽器演奏ができない?

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皆さん、こんにちは。防音アドバイザーBudscene並木です。
今回のテーマは、DIY防音室での楽器演奏ができるかについてです。

DIY防音ブースで楽器の演奏は可能か?

DIY防音ブースの作り方をご覧になった方から、「このブースで楽器の演奏はできますか」と、お問い合わせいただく事があります。

DIY防音ブース

答えは、

防ぎたい音の大きさや周囲の環境によります。

大前提、DIY防音ブースの用途はボイスチャット・通話の想定です。

我々のつくる楽器演奏用の防音室より、DIY防音ブースは明らかに防音性能が低いです。
DIY防音ブースでの楽器演奏は、近隣から苦情がこない使い方ではないのです。

ゴールセッティング

防音のゴールを決める事で、おおむねご自身で判断できるようになります。

■防ごうと思っている音が、どのような音でどれくらいの音量か

防音室は性質上、高い音を防ぐことを得意としています。
高い音で喋り声と同等の音量であれば、苦情が来ない使い方ができるかもしれません。

逆に、低い音は防ぎにくいです。
喋り声であっても、声が低くて声量がある「よく通る声」の場合、苦情が来る可能性もあります。

■周辺がどんな環境か

車の大通りに面している、新幹線・電車の線路に近い場所 など
周辺で発生する環境騒音(雑音)が大きい場合は苦情がこないかもしれません。

閑静な住宅地 など
環境騒音が小さければ、苦情が来る可能性が高いといえます。

演奏できるかもしれない楽器

DIY防音ブースは、フルート・ピッコロ・ヴァイオリンといった低い音が出ない楽器であれば演奏できるかもしれません。

しかし、近隣から苦情が来ないとは言い切れません。
何度も申し上げますが、DIY防音ブースはボイスチャット・通話をすることを想定した性能です。

まとめ

今回は防音ブースでの楽器演奏について解説しました。
楽器演奏する防音室は、プロにご依頼いただくことをオススメします。

【今回の内容】

【防音アドバイザー 並木勇一チャンネル】
https://www.youtube.com/c/budscene_yuichi_namiki/featured

並木 勇一 株式会社Budscene代表取締役
防音室・ホームシアターの専門家として、防音室の設計デザインから音響空間のデザインまで手掛けています。 音に関するお悩みを解決するきっかけになればと考え、正しい情報を元に防音に関するノウハウや情報を発信しています。
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