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何のために防音工事したの?にわか防音業者に注意!

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皆さんこんにちは。Budsceneの並木です。

防音の知識がないのに、防音工事を行う業者がたくさんあります。
実際に防音工事をした後の現場を見させていただいたり、「この防音工事どうだったんだろう、意味があったのかな」というご相談を受けることもあります。

一般的な工務店やリフォーム会社が防音の知識があるかというと、大半がにわか知識だと思います。

「こんなことやればいいんじゃない?」という感じで防音工事が行われていることが多いです。

我々は、防音室の工事を専門としています。
防音の工事をするときは、お客様の状況に合わせて
防音=これだけの音を防ぐ必要がある
そのためにどのような工事が必要でどれだけのコストがかかるかを、お客様に提案します。
そうではないと、近隣から苦情がこないお部屋にならないのです。

ただ、実際には効果のない工事の提案をする業者がいることも事実なのです。

業者の知識不足

ダンスや和太鼓を叩くようなスタジオで、吸音工事しかしていないケースがありました。
30センチほどの厚みで吸音工事をしていて、その分部屋が狭くなるだけです。
しかし、常々お伝えしていますが、吸音だけでは防音につながりません。

音を防ぐためには、重さが必要です。
吸音材だけでは重さが足りなすぎます。
吸音材は、あくまでも空間の響きを調整するものです。

吸音材の役割を知らず、にわか知識で施工した結果がこれです。
にわか知識で施工する業者に依頼すると、それなりの対価に見合う効果が得られません。

これは、一般的なハウスメーカーの住宅でもよくあることです。
防音したいという依頼に対して、防音のノウハウがないのに工事の提案をしてしまうのです。

簡単な防音工事でも、防音の知識がない会社には依頼するべきではないです。
例えば、間仕切りを追加して部屋を2つに分けるとき。
間仕切りにどれだけの性能が得られるか、その業者は根拠をもって説明できますか?

効果が得られない工事を行ってしまうことは、防音のノウハウがない、詳しくない業者を選ぶお客様の責任でもあります。
施工する業者に原因があっても依頼をしたのはお客様のため、不満を言えない状況になってしまうこともあります。

要望を伝える際に防音して、や防音室にしてと伝えることが間違いなのです。
お部屋をこんな使い方をしたいので、どこに対してこれだけの防音をしてほしい、お部屋でこんな楽器を演奏したいので、どこから苦情がこない防音室にしてほしい、と伝えれば、知識やノウハウのある会社に依頼しようとなるはずです。
それでも不十分な部屋が完成したなら、受注した業者に問題があります。

防音のプロ

施工を請け負う業者と我々は、同じ建築という分野の仕事です。
しかし、それぞれの専門分野が違います。

一般的な住宅を施工する業者がサッカー選手だとします。リフォーム業者は野球選手、防音のプロはバスケットボール選手です。

一見同じ運動能力を持っているようですが、それぞれ適性が違います。

野球選手がバスケットボールをしたとき、必ずしも活躍できるとは限りません。
これは建築業界や防音に置き換えても、同じことがいえます。

まとめ

防音に関することは、防音のプロにご依頼いただければと思います。無駄なお金を払ってで損しないために、YouTubeの動画やトピックス記事をご活用いただければと思います。

【今回の内容】

【防音アドバイザー 並木勇一チャンネル】
https://www.youtube.com/c/budscene_yuichi_namiki/featured

並木 勇一 株式会社Budscene代表取締役
防音室・ホームシアターの専門家として、防音室の設計デザインから音響空間のデザインまで手掛けています。 音に関するお悩みを解決するきっかけになればと考え、正しい情報を元に防音に関するノウハウや情報を発信しています。
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