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壁や床など、部屋に使われる素材によって音の聞こえ方が変わります

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皆さん、こんにちは。Budscene並木です。
お部屋はどんな素材で囲われているかによって音の聞こえ方が変わります。
今回は、素材ごとの音の違いについて解説します。

石膏ボード

一般的には、部屋の壁や天井には石膏ボードが使われています。
石膏ボードの部屋(何もない状態)の響きを基準に、お話します。

コンクリート

壁や天井、床がコンクリートの打ちっぱなしの場合、冷たくて響きの強い音になります。
音や響きがキツイと感じる場合は、吸音パネルを設置することで響きを調整することができます。

弊社 打ち合わせスペース

金属

スチール、鉄、アルミなどのパーテーションで囲われてるお部屋、オフィスなど
コンクリート同様、キンキンとした跳ね返りの強い音になることに加え、機械的な音が跳ね返ってきます。聞こえ方としては、耳の奥に響くような音の跳ね返り方をしてきます。

木材

建物や仕上げ材が木で造られているログハウスや、木貼りの仕上げの部屋は温かみのある柔らかい音になります。お部屋の仕上げとして、目に見える部分にOSBやシナ合板を貼るなどすると、一般的なお部屋でも木の音の響きを実現できます。

OSBとは
薄く削った木片を圧縮して板にした素材(下の画像)

楽器で例えると、ピアノやヴァイオリン、アコースティックギター・クラシックギター、マリンバなど、温かみのある音を出す楽器は木でできています。

漆喰

湿度を調整するほかに、音も吸って響きを調整してくれます。

ガラス

ガラスに覆われている空間で過ごしている方もいると思います。
ガラスは硬くて脆く、跳ね返りの強い音が返ってきます。基本的には、響きの強い音になりがちです。
ただし、ガラスはそもそも音を防ぐには不向きな素材です。
音が抜けていく分、コンクリートなどと比べると響きが弱く感じることもあります。

弊社 施工事例
https://budscene.co.jp/result/1075/

ご自身でお部屋の響きを調節したい時、響きをましたい場合には、ガラス、鏡、木、スチールの板まどを壁に立て掛けると効果的です。

響きの調整

響きを抑えたい場合には、じゅうたん、カーテン、吸音パネルなどの選択肢があります。

じゅうたん

見た目通り、音を吸う素材です。
空間の響きを調整するために使う事ができます。

吸音パネル・吸音材

その名の通り、音の響きを調整することを目的とした素材です。
弊社では、お客様の好み・お部屋の雰囲気に合わせてオリジナルの吸音パネルを制作しております。

弊社 施工事例
https://budscene.co.jp/result/1071/

まとめ

空間の響きに不満を感じることがある方は、表面を違う素材に変える、吸音パネルを設置するなどの対策を試していただければと思います。
YouTubeチャンネルやWebページのトピックス記事にて、音や防音に関する役立つ情報を発信しています。音にお悩みの方に活用いただければと思います。

【今回の内容】

【防音アドバイザー 並木勇一チャンネル】
https://www.youtube.com/c/budscene_yuichi_namiki/featured

並木 勇一 株式会社Budscene代表取締役
防音室・ホームシアターの専門家として、防音室の設計デザインから音響空間のデザインまで手掛けています。 音に関するお悩みを解決するきっかけになればと考え、正しい情報を元に防音に関するノウハウや情報を発信しています。
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