吸音と防音の違いって?
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こんにちは!防音室の匠Budscene並木です。
今日は吸音と防音の違いについて簡単に説明させていただきます。
この吸音と防音ですが、一般的には同じ効果として捉えている方が多いようです。よく耳にするのは吸音をすれば防音効果が出るという考え方です。全く防音の効果が無いわけではありませんが、ほんの僅かになります。防音とは字の通り、音を防ぐ事。
吸音とは字の通り、音を吸う事。になります。
お部屋の中で発生した音を吸音すると響きが無くなる分、音が小さくなるのですが、防音効果にはほとんど影響無いのです。我々は音源から直接耳に聴こえている直接音と、部屋の床・壁・天井や家具や置物などに反射して跳ね返ってきた間接音を同時に聴いています。お部屋の広さや響きなどによって変化しますが、耳で聴いている音の約40%が直接音。約60%が間接音。とお考えください。
この60%の間接音を吸音するので音が小さくなったように感じますが、防音性能には効果がほとんど無いのです。
防音をしっかりと行い、余分な音を吸音で調整するのが心地よい防音室の音空間創りです。
防音室の匠 Budscene並木でした。