【木造アパート 生活音】建材や空気層について教えてください。
アパート 新築 木造住宅 生活音 防音対策現在、木造アパートの建設を予定しているのですが、生活音などの防音ができるか心配です。(*1)
鉛の付いた石膏ボードやセルロースファイバーが防音に良い等、建材についての情報があり過ぎて分かりません。(*2)
2階床下の隙間が気になります。(*3)
2階から伝わる振動を吸収するため、1階天井(2階床下)の空気層に断熱欠損のないセルロースファイバーを埋めようと考えているのですが、どうでしょうか?(*4)
(写真添付)
こんにちは。
新しくアパートを建てる予定があり、建築会社から設計図をもらいました。ツーバイフォー工法の木造2階で、6世帯が住めるような建物です。会社の人は、ある程度の音は防げるから大丈夫と言っていますが心配です。防音レベルは楽器レベルでなく、生活音や子供の足音。玄関の中に階段があるのでその音を防ぎたいです。(*1)
私なりに建材を調べましたが、鉛が付いた石膏ボードやセルロースファイバーが防音にはいいなど色々な情報があり、わかりません。(*2)なるべく建材の変更で対応したいです。
2階床の隙間も気になります。(*3)
この建物の防音性能の感想もお伺いしたいです。よろしくお願いします。
ご連絡いただきありがとうございます。
6世帯に賃貸するアパートのオーナー様と認識して宜しいでしょうか。
木造のアパートの場合、上下階の足音に関しては、RCの建物ほど防ぐことは出来ません。写真の設計を拝見したところ、木造の中でも極力音を防ごうとしているように考えられます。(*1)改めて詳細を確認してメッセージさせていただきます。
はい、オーナーです。よろしくお願いします。
詳細を確認させていただきました。
賃貸物件の場合、イニシャルコストと毎月の回収金などのバランスを見て、将来性も踏まえて模索されている中の建築仕様と考えると、満足な内容であると見解します。
隣室への間仕切りは、床下の梁(大引き)から天井梁まで伸びており、施工内容も防音を意識している仕様です。床に関しても、振動を極力抑えられる仕様で造られておりますので、賃貸物件の経験も多いメーカーさんが関わっているのではないかと想定しました。これ以上の防音性能を求める場合は、建物の躯体構造から見直す必要があります。(*1)
鉛ボードは、重さがあるので空気伝搬音を防ぐには効果的ですが、建物自体の躯体を伝わる音には効果は無いため、現状の間仕切り仕様で良いと考えます。
断熱のセルロースファイバーも効果的ではありますが、現状の仕様からセルロースに変更したからといって大幅に効果が増すわけではありません。コストバランスを考え、建築会社さんと相談してみるのが良いと考えます。(*2)
気にされている天井裏(床下)の空間ですが、上階の足音や騒音を防ぐために必要な空間になります。天井内で太鼓現象(音が反響すること)が起きないよう、断熱材も充填されています。(*3)
詳細を見ての見解となりますが、不足がありましたらお気軽にご連絡くださいませ。
天井(床下)の断熱材で埋まってない空気層が心配だったので、断熱欠損のないセルロースファイバーでなるべく空気層が埋まるようにと考えていたのですが、埋められれば埋めた方がいいのですか?
あと天井の強化ボードの代わりに、写真のような建材は効果がありますか?イメージとしては、2階から伝わる振動をさらに吸収するという感じなのですが、ボードを2重にするよりはこっちの方がいいのかなと思っているのですが、どうですか?(*4)
(写真添付)
空気層を埋めるのは効果的です。しかし注意点として、振動が伝わりやすい素材は好ましくないため、空気層を埋めるのは10kや16kの密度のグラスウールをお勧めします。セルロースで隙間を充填すると、振動も伝わってしまうのでご注意ください。
壁の中に関しても私は同様に考えます。(*4)
ありがとうございました。その方向で相談してみます。
○○さんのように提案を承認する際、自身の責任の観点から細かいチェックをするオーナーさんは少ないです。非常に感銘を受けました。
音に関するご質問等ございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。引き続き宜しくお願い致します。