【オーナー様との出会いとシアタールームへの興味】
休日に、心ゆくまで映画や音楽を楽しみたい、そんな理想を叶えるためのお部屋です。オーナー様は、バドシーンのYouTubeチャンネルを通じて私たちのシアタールームを知り、強い興味を持ってくださいました。興味を持っていただくきっかけとなったのは、岡山県のマンションをリフォームし防音シアタールームとして完成させた動画と施工実績です。「まさにこんな部屋が欲しい」というお言葉をいただき、プロジェクトが始まりました。
【設計から施工までの一貫したサポート】
施工前の段階から、オーナー様は新たに購入したいと考えているスピーカーを決定されており、私たちはその機材が最大限に活かされるよう部屋全体の設計を進めました。さらに、スピーカーの手配から設置インストールに至るまで、全工程を担当し、機材が持つポテンシャルを引き出すための環境作りに努めました。特に、音響設計においては、オーナー様が希望される「臨場感のあるサウンド体験」を実現するために、精密な調整を行いました。
【音響・映像機器の配置と細部への配慮】
プロジェクターの設置位置やスクリーンのサイズ、各スピーカーの配置に至るまで、映画館さながらの没入感を生み出すための工夫を凝らしています。張り込みスクリーンの設置やプロジェクターの調整を行う際には、視聴角度や光の反射にも配慮し、視聴位置から最適な映像と音響が楽しめる空間を実現しました。また、隠蔽配線の計画では、シアタールームの美観と安全性の両立を重視し、二重天井を採用することで、露出しないシンプルで洗練された空間を完成させています。
【機材と照明の統合による理想の空間】
フロントスピーカーへの配線には、かなり太いスピーカーケーブルを使用するご要望があり、隠蔽配管もそれに合わせて設計しています。音響設備の導入にあたっては、音が部屋全体に均等に行き渡るよう天井や壁に埋め込みスピーカーを設置しました。さらに、6.0.4chのDolby Atmosサウンドを活かす設計により、迫力ある音響を実現しています。照明もダウンライトを使用し、用途に応じた照明シーンを創り出しました。
【 内装デザインとオーナー様のこだわり】
シアタールームのデザインにはオーナー様のこだわりが反映されています。モノトーンを基調とした内装デザインは、シンプルながらも高級感があり、視覚的にも快適な空間です。造作家具についても、オーナー様のご要望に応じて設計・施工し、本やCD、Blu-ray、DVDなどの収納も考慮しました。プロジェクターは造作収納に収め、照明も全体のバランスを整えることで、統一感のある仕上がりとなりました。
このシアタールームは、オーナー様の理想を実現するための工夫と技術が詰まった空間であり、バドシーンが目指す「理想のシアタールーム/防音室」とも言えるお部屋となりました。多くの方が憧れる音楽鑑賞や映画鑑賞を満足いく音質で楽しむことができる、特別な空間がここにあります。