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エレクトリックドラム、カラオケ用防音室(マンション内)

打楽器(ドラム・和太鼓)防音室
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所在地 東京都江東区
工事内容 エレクトリックドラム、カラオケ用防音室(マンション内)
防音性能 防音室 ⇆ 建物外部:60 dB以上減衰
防音室 ⇆ 建物内部:50 dB以上減衰
(500Hzの場合)

エレクトリックドラム、カラオケ用防音室(マンション内)

【お客様の想いと抱えていた課題】


東京都江東区、利便性の高い分譲マンションにお住まいの施主様。今回のご相談は、住居全体のリフォームに合わせて「趣味を全力で楽しめる防音室を作りたい」というものでした。
実は施主様、当初は大手リフォーム会社が提携する別の防音専門会社に相談をされていました。しかし、そこでの提案内容に不安を感じ、自ら徹底的にリサーチを重ねた末、バドシーンへ辿り着いてくださったという経緯があります。
初回のヒアリングで驚いたのは、ご主人の防音に対する知識の深さでした。
「防音の仕組みについては説明不要では?」と感じるほど、遮音、吸音、反映、そして「防振」について熟知されており、私たちもプロとして非常に身が引き締まる思いでした。
施主様が最も懸念されていたのは、趣味である「エレクトリックドラム」の音、特に足元からの振動でした。
「ヘッドホンをすれば大丈夫」と思われがちなエレクトリックドラムですが、実は集合住宅において最もトラブルになりやすい楽器の一つなのです。


【バドシーンならではの提案と設計の工夫】


なぜエレクトリックドラムが難しいのか。それは「固体伝搬音(こたいてんぱんおん)」という、床を直接叩く衝撃が建物の骨組みを伝わっていく音の性質にあります。
パッドを叩く「ポコポコ」という音は壁で防げますが、ペダルを踏み込む際の「ドスン」という衝撃は、通常の防音室では階下の住人にとって「天井を叩かれているような不快な音」として響いてしまいます。

1. 正直な見解:100%の消音は可能か
私たちは、安易に「完全に消せます」とは言いません。
エレクトリックドラムの衝撃音をマンションでゼロにすることは、建築物理学的に非常に困難です。私たちは正直にそのリスクを説明しました。
施主様は「完全に消せない可能性は理解している。その上で、バドシーンが提案できる最高峰の対策を施してほしい」とおっしゃってくださいました。この信頼に応えるべく、私たちは「マンション防振床工事のMAX」を目指しました。

2. 厚さ240mmの「超積層防振床」
今回採用したのは、厚さ240mmにも及ぶ重厚な床構造です。
まず、異なる性質の防振材を組み合わせた「防振層」を2層設け、衝撃音を段階的に減衰させる設計としました。
さらに、積層する資材の接着には「サウンドカット」という特殊な制振接着剤を使用。重さによる遮音と、制振・防振効果を極限まで高めた、いわば「重戦車のような床」を作り上げました。

3. 振動を壁に逃がさない「完全自立構造」
床を強化するだけでは不十分です。床に伝わった振動は、壁を伝って天井や隣室へ逃げようとします。
これを防ぐため、防音壁を2層作り、建物の躯体構造に一切触れない「完全自立型」の空間を構築しました。出入り口を「2重ドア」にしたのも、空気伝搬音を防ぐだけでなく、ドア枠を介して振動が逃げるのを防ぐための重要な施策です。


【過酷な搬入経路を越えて。現場で培われた連携】


今回の現場には、設計上の課題以外にも物理的な大きな壁がありました。
それは「搬入」です。
トラックを停められる場所からエレベーターまで100m以上、さらにエレベーターからお部屋まで20m。往復120mを超える距離を、合計数トンにもなる防音資材を運び込まなければなりませんでした。
一度に大量に運び込むと、マンションの共有部を塞いでしまいます。
「少しずつ、確実に」
私たちは管理組合や住人の方々と密にコミュニケーションを取り、何度も何度も往復して資材を運びました。管理人さんや住人の皆様の温かいご協力があったからこそ、この過酷な工程を完遂することができました。


【誰にも気づかれず、音楽に没頭する。贅沢なプライベートスタジオ】


完成したお部屋は、エレドラだけでなく、奥様が「カラオケ」を心ゆくまで楽しめる空間としても設計されました。
機材に精通したご主人のプロデュースにより、壁掛けTVと高音質なモニタースピーカーを配置。
その防音性能は、驚異的でした。
リビングにいても、テレビを消して耳を澄まさないと、中でカラオケをしていることに気づかないレベル。家の中への防音性がこれほど高いのですから、エレドラのパッド音や歌声が外に漏れる心配は皆無です。
「平日の昼間に、周囲を気にせず思い切りドラムを叩ける。最高です」
そう語る施主様の笑顔が、私たちの苦労を全て吹き飛ばしてくれました。夜間や深夜の演奏については、施主様ご自身も配慮されつつ、下階の方への影響を確認しながら、無理のない範囲で音楽ライフを楽しまれています。
自分たちだけの「唯一無二のスタジオ」で、誰にも気づかれずに練習し、上達していく。そんな贅沢な時間が、この江東区のマンションの一角に誕生しました。
マンションでのドラム演奏や本格的なカラオケ。「難しい」と断られた経験のある方こそ、バドシーンの「正直な技術力」に触れてみてください。私たちは、お客様の熱意に寄り添い、共に最善の答えを探し続けます。

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防音アドバイザー 並木勇一チャンネル 防音のプロが正しい情報を発信
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