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【吸音材】どれくらい吸音材を貼ると響きが抑えられますか

吸音材

(*1)声の響きを抑えるためには吸音材を最低限どのくらいの面積貼れば良いのか教えてください。

相談させていただきたい内容は声の響きについてです。

部屋の広さの割に物が少ないせいか、声が響いて聞こえます。
そのせいで隣の部屋に音が漏れてないから心配です。

そこで、声の響きを抑えるためには吸音材を最低限どのくらいの面積貼れば良いでしょうか? (*1)
また、その他に響きを抑える方法がありましたら教えてください。

まず、誤解があるようなのですが、吸音と防音は全くの別物で吸音材で響きを抑えたとしても隣室への防音には効果がほとんど無いので注意してください。詳しくはこちらで説明していますのでご覧ください。
防音と吸音の違い「吸音は防音しない」

吸音材を設置することで何となく防音もできるイメージがあったのですが、違うのですね。

吸音は防音とセットで考えられることが多いので、誤解される事が多いです。
違いがわかったところで吸音について回答いたします。
利用する吸音材によって吸音率が違うので明確な返答ができないのですが、
見えている床、壁、天井、の面積の10%程に吸音材を設置すると響きが抑えられている効果を感じられると思います。

参考までに6畳のお部屋だと床壁天井の面積は約50㎡あります

なるほどです。それでは6畳のお部屋なら5㎡を貼れば良いのですね

そういうことになります。
吸音パネルでグラスウールタイプは1ケース5㎡ほどで販売していますので、効果に不足を感じたら
コストとのバランスを見ながら5㎡づつ吸音材を追加するのが良いと思います。

ちなみに、吸音材を貼る位置について良し悪しなどはあるのでしょうか?

スピーカーの様に音の発生源が固定されていれば、その位置に合わせてベストのボジションというのを定めることはできますが、楽器の演奏となると音源は動きますので、貼る位置を気にするよりも、お部屋の雰囲気やレイアウトに合わせて貼るのが結果的に一番良いと思います。

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