【防音室】ホームジム用の防音室から、さらに音を減らす工夫はありますか
戸建て 生活音 防音対策(*1)ホームジム用の防音室の防音性をもっと高める方法はあるのでしょうか?8tのゴムマットで防音をしたつもりが、完成した防音室から金属音が音漏れし、困っています
施工会社です。施工した防音室のさらなる防音施工について悩んでいます
大型ジム機材をおくということで、設計当初から壁に遮音グラスウール充填、石膏ボード二重貼りを天井まで。
防音ドア設置、床下を通じて音がいかないように、スタイロフォームなどで蓋をし、床面の振動が伝わりにくいように。ラバーマット8tを敷きました。
天井は吹き抜けになっています。窓がついています。
それでも、隣室の寝室で寝ている奥様から金属音が聞こえるとのクレームがあり、寝室の窓に二重サッシを取り付けたり、入り口建具の上下にモヘアを入れたりと工夫をしてきているのですが、まだ聴こえてしまうとのことで、とさらなる壁の施工を依頼されています…。
お話しをお聞きすると、防音素材だけでなんとか音を防ごうとされているようですね。
依頼主の希望は部屋を伝って全く聞こえないようにすることで、私たちにとって、施工でやるべきことはやり、もうすでに限界があると考えております。
追加で行った対策は全て無償で施工をしています。
他にやれるとすれば、寝室のウォークインにドアをつけることです。
ジムは朝の4時に使うそうで、かなり静かなところからどうしても耳をすまぜばきこえてしまうきがするようです。
今現在、私たちスタッフからすればだいぶ防音はできてるように思えるのですが、今後の施工についてアドバイスがありましたらお願いいたします。
もうこのことで悩んで寝られない日から解放されたいところです…
宜しくお願い致します。
まず、ジムの器具の音はかなりの騒音として振動でも、空気伝搬でも伝わります。
ゴムマットだけでは同フロアに完全に聞こえないようにするのは、無理と言えるでしょう。
現状、瞬間でも良いので何dBの騒音が出ていて、その音をどこに対してゼロに近く防いで欲しいという要望からの逆算をしてください。
お聞きした条件で我々プロが改修施工する場合は、大幅な建具位置や床高さの改修に合わせて、トイレ、階段、廊下、といったレイアウトからの見直しを行わないとご依頼主のご希望の遮音性能にお応えするのは難しい内容です。
恐らく、現在はどこかを対策をすれば他の場所から今度は音が漏れ聞こえてくるという繰り返しになっていますね
我々が提唱する防音室の風呂桶理論を読んでいただければわかると思うのですが、今まさにこの防音室は水漏れする風呂桶状態となっています。
「防音室の風呂桶理論」その音、漏れてますよ!
改善を目指すには
廊下から寝室への突き当たりドアを入って、ベット側に間仕切りをスラ〜スラで建てる。
最低でも耐火B-15P 間仕切り
寝室の床と間仕切りはの接触を避けて、間仕切りは防音ドア(スチールD35保証ドア)
が改善方法ではないでしょうか。
丁寧にご回答いただきありがとうございます。
改善策も参考にさせていただきます。
やはり音をなくしていくにはかなりの費用がかかるのですね…
ありがとうございました。
防音専門の知識がないいまま、素材だけで施工すると、結果的に防音できない防音室ができてしまう一例ですね。
解決に向かっていってくれることを切に願います。