管楽器演奏 防音室
【木造住宅に生まれたポップな防音室】
「分譲住宅の購入をきっかけに奥様の管楽器演奏ができるスタジオを作りたい。」
そんな思いで、バドシーンのショールームにご夫婦で足を運んでいただきました。
防音室の仕様打ち合わせから、内装決定まで奥様が使う防音室をご夫婦お二人で創っていった印象が残っています。
防音室の仕様が悩みどころでした。
55dB減衰のピアノ向けか、
65dB減衰の管楽器向けにするか。
そこで、奥様に実際に防音ショールームで演奏してもらい、漏れ聞こえる音をご主人、私で確認しながら仕様を決めていきました。
奥様が音漏れを確認する際には、奥様の演奏音圧を測定し、同様の音圧をスピーカーから出し確認していただきました。
サックス演奏の方が悩むのは性能仕様についてです。
私達の施工実績でも戸建て住宅にてサックス演奏の防音室の仕様の割合は、55dB減衰と65dB減衰は50:50ほどです。
バリトンサックスやトロンボーン、チューバの演奏もする。
となれば65dB減衰仕様が確定なのですが、アルトサックスの場合には我々にとっても悩みどころです。
現地の調査後に「65dBが推奨です」とお伝えすると、ご夫婦も近隣がとても静かである事は認識されていたようです。
最終的に「65dB減衰仕様でお願いしたい」とのことで、合意しました。
奥様の演奏音をオクターブバンドの騒音計で測定し、その数値をご夫婦に確認いただきました。そのため、ピアノよりも低い周波数が出る瞬間があることを、ご夫婦は認識されていたのだと思います。
生の楽器演奏をする方は、ぜひ楽器をお持ちください!
バドシーンのショールームで音圧体験をすると自分に相応しい遮音性能を確認できますよ。
【遮音性能の仕様決定まで】
分譲住宅なので間取りについては変更ができませんでした。
そのため、建築図面から完成した防音室がご夫婦にとってどのような場所になるか、奥様が防音室を利用する際の眺め、ご友人とのセッションでの見え方などを話し合っていきました。
リビングから出入りする和室をリフォームするため、出入り口を「防音ドア」にするか「ガラスサッシ」にするか、2つの選択肢がありました。
リビングからの見え方を考えるとガラスサッシにしたいところですが、
リビングが整理整頓されていないと見栄えが悪くなってしまいます。
防音室も同様です。
友人の来訪も多くなるとの事で、常に整理整頓していこうとご夫婦で決断くださり
出入り口にはガラスサッシを採用する事になりました。
【奥様の要望をかなえる内装デザイン】
防音室の壁紙はポップなクロスをサンプルとして多数揃えました。
カタログ上で柄モノや絵的なクロスを好まれていたので、複数のメーカーから
同じようなサンプルを揃えて選んでいただきました。
バドシーンの施工事例では珍しく、
壁は柄モノ、天井は絵的にといった
組み合わせに。
しかし、不一致しているような感覚は無く、明るいお部屋に仕上がっています。
ここで重要だったのが吸音パネルの色です。
壁・天井がポップな雰囲気なので、ポップなカラーで吸音パネルも勧めたくなってしまいます。
しかし、内装全てをポップで揃えてしまうと奥様のPCなどの無機質な機器が浮いてしまうと考えました。
最終的に吸音パネルは落ち着いたブルーグレーにし、ワンポイントでダークブルーの吸音パネルを設置しています。
【工事を進めていく中で】
現地は近隣にコインパーキングなどが無い為、職人さん達の車は敷地内に駐車する形で進めさせていただきました。
資材の搬入は玄関ホールから持ち込むよりも、駐車場を通って裏庭のリビングサッシから搬入した方が良い資材もありました。そこで、リビングも広く床養生をすることに。
工事期間中はリビングでご夫婦が落ち着いた時間を過ごす事は一切できなかったはずです。
新生活用のソファーやテーブルにも、
一旦は養生を掛けさせていただき工事を進めていきました。
防音室内には資材が入るため、工具や備品などの置き場としてリビングも利用させていただき工事を進めていきます。
施工する防音室内で完結できれば良いのですが、資材を置いてしまうと、工具のスペースを十分確保できないケースも度々おこります。
その場合にはお客様にご協力いただき、生活空間の一部に工具など置かせていただき施工を進めていきます。
ここから先は余談ですが、
工事の進捗確認や現場での打ち合わせはバドシーンの並木にとっては楽しみだったようです。
そして打ち合わせは必ず夕方実施していたとの事。
それはなぜか......
なんと並木お気に入りの温浴施設が施工現場から10分以内だったのです。
夕方に細かい打ち合わせや確認を行い、そのまま温浴施設に向かう、を繰り返していた、だとか......