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DTM/DAW Room 防音室

DTM/DAW防音室 戸建住宅防音室 D-55~D-60(戸建)
DTM/DAW Room 防音室 メイン画像 DTM/DAW Room 防音室 画像1 DTM/DAW Room 防音室 画像2 DTM/DAW Room 防音室 画像3
所在地 埼玉県さいたま市
工事内容 戸建てリフォーム防音工事
防音性能 防音室⇆建物外部 55以上減衰
防音室⇆建物内部 35以上減衰
(500Hzの場合)

DTM/DAW Room 防音室

【初対面の時から防音室について詳しいお客様】


初めてショールームにお越しいただきお打ち合わせをする時点から「防音アドバイザー並木勇一」のYouTubeチャンネルをたくさん観ていただいている方でした。
防音や機材面に関する知識も豊富なお客様でした。
「分譲住宅の一室を防音室にするためにどうしたらいいか?」を我々にすべて委ねるのではなく、分譲住宅ーカーへ掛け合い、クローゼットの設置を取りやめたり、コンセント専用回路に関する依頼なども直接掛け合ったりなど、積極的に行動されていました。


【お打ち合わせは仕事の合間に】


お打ち合わせは仕事の合間に行うことが多く、お仕事のお昼休憩を少し延長して取られて、
バドシーンまで直接足を運んでいただきました。
お勤め先がバドシーンから近かったというのもありますが、
多少の確認事項でもバドシーンまでお越しいただけたので、とてもスムーズに進みました。


【防音室の用途は2Wayに】


防音室は平面で見るとL字型をしています。
クローゼットが設置される予定だったヵ所を、防音室として活用することで、お部屋を広く取れました。
将来的には、このクローゼットが予定されていたスペースを利用し、ボーカル収録もできる防音室としての運営を検討されています。

また、元々お部屋のコンセントは少なかったのですが、防音室の施工をする際に、
コンセントは必要な箇所に増設する事で、拡張性の高い防音室になりました。


【掃き出しのサッシに掛かるコストを抑える】


防音室トータルの予算を少し抑えたいという要望があり、
掃き出し窓の防音化に掛かるコストを見直しました。
お客様の求める遮音性能を確保するためには、内窓を3重にし、外壁の窓と合わせて4重サッシにする必要がありました。
しかし、窓の面積を減らすことができれば、内窓を2重にし、合計3重サッシで実現可能です。
とはいっても、単に面積を減らすだけだと窓の開閉はできずに、採光のみの窓になってしまいます。

そこで、建物の鍵の高さを確認したうえで、窓の開閉機能を維持しつつ、ガラスの面積を減らす方法を模索していきました。

この方法は一見簡単そうですが、建物外部からは防音室の外側が見える形になってしまうため、施工方法も仕上げの方法にも工夫が必要でした。

写真では伝わりにくいですが、外壁の掃き出し窓も開閉機能を維持しつつ、
防音室内からは腰窓のように見える形で納めることができました。


【内装仕上げはお任せ】


お客様は内装仕上げにはそこまで重点を置いてなく、
打合せ当初は、「明るいお部屋で、白い一般的なお部屋でも良い。」というご要望のみでした。
そこで、お客様の好きな色やテーマカラーなどをヒアリングし、サンプルを集めていきました。

すると、段々とお客様らしい内装が見えてきて、ブルーがテーマのお部屋として内装材が決まっていきました。
明るいホワイト系のフローリングを生かし、お客様が好きなブルーを壁紙とドアに利用していくことで、お客様らしい内装デザインが出来上がっていきました。


【施工を進めていく中で】


近隣にはコインパーキングは無く、湾ボックスの車が入っていくのがギリギリの箇所もありました。そのため、職人さんたちには軽自動車での訪問を依頼。
資材の搬入者は、車両のルートを定める形で工事を進めていきました。
敷延の土地に軽自動車であれば2台止められるスペースがあったので、資材搬入の時間帯を調整し、職人さんの車と入れ替えをしながら進めていきました。
ここで非常に助けられたのが荷揚げ屋さんのご協力です。
車を現場の目の前に置けない状態のときは少し離れた位置から丁寧に傷をつけないように意識しつつスピーディーに資材を運んでいただきました。
掃き出し窓を開閉できるように残したことが搬入の際に生きてきて、長物の搬入や雨が降りそうな歳の資材の移動は窓から行わせていただきました。


【完成後の音響調整】


「音を防ぐ=音の跳ね返りが強くなる」ので、吸音パネルを利用していくことで対策を施していきます。
しかし、25Hzよりも低い周波数には薄型の吸音材ではほぼ効果はありません。厚みを大きくすれば低い周波数にも吸音効果が出てきますが、高い周波数の音も響きにくくなってしまうため、音の豊かさが減ってしまいます。
オーナー様にはこの点についてもご理解いただいた上で音響を調整しながら心地よい音を見つけていただけました。
完成した音はとても心地よくいい響きでモニタリングできる環境になっていました。

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