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ボイスチャットをしたい!防音対策はどうすればいい?

Budsceneは、LINEやYouTubeのコメントで皆様の音に関するお悩みにお答えしております。
その中で特に、「ボイスチャットをしていて家族や近隣から苦情がきた」という相談が多くあります。
見切り発車で防音対策すると、無意味な対策でお金を無駄にしてしまいます。
今回は失敗しない防音対策のための手順をまとめましたので、是非参考にしてください。

通常時とボイスチャットの声量の差

一般的に話し声は50〜60dBになります。一方で、ボイスチャットなど熱が入った時の声は70〜80dBになります。
つまり、ボイスチャットをしているときは通常時より10dB〜20dB大きく、家の中や近隣に聞こえやすくなります。

声の大きさを把握する

上記の数値はあくまでも目安であり声質や声量によって個人差があります。ここでは、スマートフォンを使って声の大きさを測定する方法をまとめました。
ご自身の声の大きさをしっかりと把握した上で、防音対策のゴールを決めましょう。

【声の大きさの測定方法】

①騒音計のアプリをダウンロードする
スマートフォンアプリで騒音計をダウンロードします。
マイクの性能やアプリによって誤差が出ますので、まずは無料のアプリで試されることをおすすめします。

②声の大きさを測る
ボイスチャットをしている時や、同じくらいの声を出してピーク値を測定してください。
ヘッドフォンなどをしている場合、自分が思っているよりも大きな声が出ています。

どれだけ声が漏れているか確認する

ご自身の部屋と音を漏らしたくない場所との間の壁・空間がどれだけの遮音性能を持っているか、確認する必要があります。音を漏らしたくない場所が隣の部屋の場合、間仕切りの遮音性能を測定することで、ご自身の声がどれだけ聞こえているか分かります。

戸建住宅の場合

どの部屋に対して音を漏らしたくないか明確になっているはずです。
自分の部屋と対象の部屋が持っている遮音性能を確認します。

①ピンクノイズを発生させる
声を出している部屋で、自分の声量と同じ大きさのピンクノイズを発生させます。
音量は騒音計を使用して調節してください。
ピンクノイズはYouTubeなどで探すことができます。
(※スマートフォンのスピーカーでは測定に必要なボリュームが出ない可能性があります。Bluetoothのスピーカーやパソコン・テレビのスピーカーがおすすめです。)

②間仕切りの遮音性能を測定する
苦情がくる部屋に行ってピンクノイズがどれだけ聞こえているか測定します。
騒音計を使用し、測定します。

間仕切りの遮音性能は
【音の大きさ ー 漏れている音の大きさ = 間仕切りの遮音性能】
で求めることができます。

例)
ピンクノイズが70dB、対象の部屋で聞こえるピンクノイズが40dBの場合
70dB ー 40dB =30dB
このように、間仕切りが持っている遮音性能は30dBになります。

③環境騒音を測定する
対象の部屋でどれだけの環境騒音(雑音)が発生しているか測定します。
先ほどのピンクノイズは止め、声を使いたい時間、うるさいと言われる時間帯の環境騒音の大きさを騒音計で測定します。
※環境騒音についてのトピックはこちら

④どれだけの防音対策をする必要があるか決める
音の特性上、漏れている音と騒音の大きさの差が小さくなると、音が気にならなくなります。②③で測定したデータを元に、間仕切りの性能をどれだけ向上させるべきか考えます。

例)
漏れている音が50dB、環境騒音が30dBの場合
50 ー 30 = 20dB
この数字が小さくなるように防音対策をすることで、騒音が気にならなくなります。
漏れてしまう音を20dB減らすことを目標にすると良いでしょう。
※漏れている音の大きさ(50dB)を0dBにする必要はありません。

漏れてしまう音を減らすために、間仕切りの性能を+5dB、+10dBにするか、+15dBにするかによって必要な工事・DIYの内容が決まります。

 

集合住宅の場合

対象の部屋が家庭内ではない場合、戸建住宅と同じ方法で測定することが難しいので、隣居の生活音から遮音性能・環境騒音を予測します。

遮音性能

◯話し声から予測する
隣居から話し声が聞こえる、夜間になると内容が認識できるような場合は、間仕切りが持っている遮音性能は30〜35dB程度になります。

◯着信音や掃除機などの音から予測する
話し声は聞こえないが着信音は聞こえる、掃除機の音が聞こえるという場合は、間仕切りが持っている遮音性能は40〜45dB程度になります。

環境騒音

◯環境騒音を予測する
隣居とほぼ同じ環境であると仮定して、自分が使いたい時間の環境騒音を測定します。
建物の外部で発生している環境騒音によって家の中の環境騒音が変化します。

おおよその数値が把握できたら戸建住宅で解説した④の方法で間仕切りの遮音性能をどれだけ高めれば良いか考えます。

遮音性能を高めるための方法

より高い効果を求める場合は大掛かりな工事やDIYが必要になってきます。
中途半端に性能を向上させて問題が解決しなかった場合、追加の工事を行うことになりえます。どれだけの遮音性能があれば問題が解決できるかよく検討して、取り掛かってください。

簡単に対策をする

それほど遮音性能を上げる必要がない場合、ドアの隙間を塞ぐ、内窓を設置するなどの方法で音漏れを軽減することができます。

工事・DIYで対策をする

工具や資材、人手が必要になりますが、その分遮音性能が確保できます。

◯10~15dB減衰

こちらの動画で紹介している間仕切り強化で、10〜15dB程度の減衰が期待できます。
https://youtube.com/playlist?list=PLJGMAz75cTIaXZaZoOMCsHBLYT-sqhLR4

◯15dB以上減衰

15dB以上の性能が必要な場合は、防音ブースを設置する方法が手っ取り早いです。
https://youtube.com/playlist?list=PLJGMAz75cTIZY8VkVPv5vmVLBIsvTK43P

まとめ

騒音問題は生活音に悩んでいる方、近隣住民からの苦情を受けた側ともに悩みながら生活するということになります。
時に重大な事件へと発展する可能性もあるため、音が聞こえにくくするような工夫や配慮をする必要がありますが、より遮音性能が優れている住宅に引っ越すというのも1つの手でしょう。
ボイスチャットの苦情を受けてお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

この内容はYoutubeでも配信させていただいております。
よりわかりやすくお話しさせていただいておりますので、ぜひご覧ください。

 

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