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楽器別・防音室の性能〜戸建て住宅編〜

防音室で思いっきり楽器を演奏したい!というお客様は多いと思います。
防音室の性能は、演奏する楽器によって異なります。今回は戸建て住宅で作る防音室についてご紹介していきます。

楽器別・防音室の性能「建物から漏れる2種類の音」

防音室を作る時は、環境騒音に音を紛れされるという話を以前させていただきました。
環境騒音について詳しくは 環境騒音のブログ をご覧ください。

防音室からの音漏れは主に2種類の音があります。

①防音室から建物の中に漏れる音
②防音室から建物の外に漏れる音

この2つはそれぞれ音漏れの数値が異なります。
①は防音室に隣接する壁や床、天井から音が伝わりますので、外にいるよりも音漏れは大きく聞こえます。
②は防音室の性能に加えて建物の外壁が持つ元々の遮音性能が加わってくるので、建物の外に漏れる音は建物の中より小さくなります

例えば、弊社が作る最も性能が低い防音室である35dBの防音室だと、①建物の中では35dB②建物の外では55dBの減衰性能が確保できます。

これはお部屋を浮き構造で防振をとり、重さをしっかりとかけて作り上げると自然とこの性能になるのですが、ピアノやフルートを演奏するには十分な防音性能となるお部屋になります。

今回は楽器別に建物の中と外に対してどの程度の防音性能があればいいのかを簡単にまとめてご説明いたします。

楽器別・防音室の性能「ピアノ防音室の性能」

上記で書かれた最も性能が低い防音室になりますが、ピアノ演奏や木管楽器の演奏(フルート、クラリネット)更には、オーディオルームにホームシアターとしても十分な性能が確保できています。

①建物の中では35dB
②建物の外では55dB

また、外の救急車や騒音が気になって眠れないという方の為の寝室としても、安眠していただける性能が確保できます。

楽器別・防音室の性能「バイオリン防音室の性能」

同じく最も性能が低い防音室で対応することが可能です。バイオリン、クラシックギターなどもこの防音室で近隣から苦情がくる事なく、演奏を楽しむことが可能な防音室ですが、ピアノ防音室と違い、間取りの工夫や注意が必要なお部屋になります。

①建物の中では35dBの減衰性能
②建物の外では55dBの減衰性能

②建物の外では55dBの減衰性能 が確保できていれば、バイオリンやクラシックギターを演奏しても近隣から苦情がくる事なく、演奏を楽しむことが可能な防音室です。

しかし、①建物の中では35dBの減衰性能は、建物の中では性能不足な部分が出てきます。

例えば、防音室の真横が寝室の場合は、音漏れが気になり寝ることが出来ないかもしれません。特に夜、人が寝ている時間帯は環境騒音が少なくシーンと静かですから、防音性能もその静けさに合わせた性能が必要になってきます。

もちろんコストを上乗せして防音室の減衰性能を上げることで解決も出来ますが、新築の設計段階であれば、間取りを工夫することで①建物の中では35dBの減衰性能はそのままにコストは据え置きで防音性能的には問題のない環境を作ることが可能です

(間取りでの解決例)
・防音室の隣に寝室が来ないように部屋を配置する
・防音室の横に水回りを持ってくる
・防音室の真上にはリビングを持ってくる

防音室に隣接する部屋を静けさが必要なお部屋にしない事がポイントになります。

楽器別・防音室の性能「サックス・トランペット防音室」

次により遮音性能を上げた防音室になります。この環境では、サックス、トランペット、トロンボーン、チューバ、エレキギター、エレキベースが演奏できます。
打楽器に関してもカホンなども大丈夫なお部屋です。

①建物の中では40dB以上の減衰性能
②建物の外では60〜65dBの減衰性能

また、夜中でも映画館のような音量でホームシアターを楽しみたい方や、夜中にオーディオルームでお持ちのオーディオのパフォーマンスをフルに発揮して楽しみたいという方はこちらのお部屋をおすすめしています。

楽器別・防音室の性能「ドラム・和太鼓防音室」

楽器の防音室で最上位になるのがドラムやティンパニーそして和太鼓などの打楽器になります。
これまで紹介してきた防音室ではどうしても性能不足となります。

この防音室を作る時は、最初の設計から関わり、利用環境に合わせて一つ一つ丁寧に計算して作り上げる事で実現する防音室になります。

一概に「◯◯dB減衰していれば大丈夫」と言えない防音室になりますので、ぜひご検討の際はまずご相談いただければと思います。

まとめ

静かなところに対して遮音性能を確保するというのは非常に難しいのが現実です。寝室や書斎に対して遮音性能を確保しようとすると、予想以上にコストがかかります。

コストとのバランスを見て、環境騒音と紛らわせて音を消していくのが防音室のベストな使い方、作り方になっています。

防音室をお考えの際は、間取りの段階でご相談いただくとベストなパフォーマンス、そしてベストなコストで防音室がご提案できますので、お気軽にご連絡いただければと思います。


この内容はYoutubeでも配信させていただいております。よりわかりやすくお話しさせていただいておりますので、ぜひご覧ください。

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